ガソリン代のクレジットカードは値引きと還元で計算の単位が違う
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給油カードを調べていると、途中で疑問が出てきます。わざわざ給油カードを作らず、いま持っているカードで払えばよいのではないか。
答えは給油量で変わりますが、その前に押さえるところがあります。値引きと還元では、計算の単位が違います。
給油カードは、給油分にポイントが付かない
apollostation カードで給油しても、ポイントは付きません。返ってくるのは1リットルあたりの値引きだけです。
apollostationでのガソリン・軽油・灯油のカードご利用分、キャッシング利用額、各種年会費、各種手数料等はポイント対象外です。
給油分は値引きで返る形なので、二重取りにはなりません。年会費との関係はapollostation カードの年会費はポイントで埋まるかで計算しています。
一般カードは、給油もショッピング利用
給油カードではない一般のクレジットカードには、この除外がありません。このサイトが載せているリクルートカードのポイント加算・利用条件一覧を見ました(2026年8月30日確認)。加算対象にならないものとして挙がっているのは、次のとおりです。
- 年会費、カード発行手数料、カード再発行手数料
- ショッピングリボ払い手数料、分割払い手数料、遅延損害金
- キャッシング、電子マネーチャージ
ガソリンや軽油はここに入っていません。給油も普通のショッピング利用として扱われます。ただし、書かれていないものが必ず対象になるとは限りません。同じページに続きがあります。
※その他、カード会社が定める一部のご利用代金はポイント加算の対象外の場合があります。
もう1社の一覧も読んでみる
株式会社クレディセゾンのセゾンカードインターナショナルとセゾンカードデジタル(永久不滅ポイント)の一覧にも、ガソリン・軽油・給油という語は出てきません。そのかわり、税金や公共料金は還元率が下がる区分に入っています。
還元率が通常と異なる利用として並ぶのは、国税と都道府県・市町村の各種税金、電力会社とガス会社、水道局などです。該当すると還元率はこうなります。
永久不滅ポイント:ご利用2,000円ごとに1ポイント
通常は1,000円につき1ポイントなので、半分になります。電力会社の並びに「出光興産電気」は入っていますが、これは電気の契約で、給油ではありません(2026年9月17日確認)。
3社目は、対象外を表にして出している
三井住友カード株式会社の三井住友カード(NL)も、Vポイントが付かない利用をよくあるご質問で表にしています。並ぶのは次の利用です(2026年9月20日確認)。
- 年会費の支払い、キャッシング利用分、リボ払いや分割払いの手数料
- 国民年金保険料、PiTaPa利用分
- 独自ポイントが貯まる提携カードの利用分
- 電子マネーへのチャージ、自社が発行するプリペイドカードへのチャージ
ここにもガソリン・軽油・給油という語はなく、3社とも給油を名指しで外してはいません。ただし、この表にも続きがあります。
※対象外利用は今後変更となる可能性もございますのでご注意ください。
一覧に無いことは、これからも付くという約束ではありません。調べた日のその会社の一覧に載っていない、というところまでです。
給油カードは給油だけを外し、一般カードは公共料金と税金の還元率を下げる。外す先が逆を向いています。
単位が違う|1リットルごとと、月の合計
値引きは1リットルごとに計算し、還元は月の利用金額の合計に対して計算します。比べるときに、ここがいちばん効きます。
リクルートカード(Mastercard / Visa)、リクルートカード(JCB)は毎月のご利用金額合計の1.2%に対して小数点第1位以下を切り捨てたリクルートポイントを加算いたします。
月のご利用金額合計に対して計算し、そのあとで小数点以下を切り捨てます。給油ごとではありません。
値引き
- 1リットルごとに計算する
- 給油した時点で決まる
還元
- 月の利用金額合計で計算する
- 締め日のあとに決まる
違うのは何を単位に数えるか。値引きは給油ごとの端数が切り捨てられないので、回数を分けて給油しても目減りしない
値引きのほうは1回の給油量に上限が設けられていることがあります。条件の読み方はねびきプラスサービスは年会費550円の元が取れるかにまとめました。
1.2%は、1リットルあたり何円か
レギュラーで約2円/L です。給油カードの広告によくある「2円/L引き」と、ほぼ同じ水準です。分母には、資源エネルギー庁が毎週公表している全国平均価格を使いました。2026年8月19日に公表された8月17日調査の値で、レギュラーは170円/L です。
| 油種 | 全国平均 | 1.2%にあたる額 |
|---|---|---|
| ハイオク | 181円/L | 約2.17円/L |
| レギュラー | 170円/L | 約2.04円/L |
| 軽油 | 159円/L | 約1.90円/L |
円/L を率に直す手順はガソリンの平均価格から値引きを率に直すにあります。
価格が動くと、動く側と動かない側がある
値引きは価格が下がるほど有利になり、還元は価格が上がるほど有利になります。
- 値引きは円で決まるので、ガソリンが安くなっても1リットルあたりの額は変わらない
- 還元は率で決まるので、ガソリンが安くなると1リットルあたりの額も下がる
ガソリンが150円/L まで下がれば、1.2%は約1.8円/L です。逆に190円/L まで上がれば約2.28円/L になります。
会費のかかり方も違う
リクルートカードは発行手数料・年会費が無料で、2年目以降も利用額に関係なく無料です。会費が0円なら、給油量が少ない月でも損は出ません。給油量が読めない人にとっては、ここが差になります。
給油カードのほうは、値引きの幅を広げる有料オプションがあることがあります。apollostation card のねびきプラスサービスは年会費550円(税込)で、元が取れるかはねびきプラスサービスの年会費の元が取れるかで計算しました。
一般カードなら会費が0円、というわけでもありません。UCプラチナカードは年会費が本会員16,500円・家族カード3,300円(いずれも税込)で、公式ページに利用額による免除の仕組みが見当たりません。会費が固定でかかるカードは、どこから得になるかの起点が0円のカードと変わります。
給油以外の支払いにも付く
給油カードの値引きが効くのは給油だけです。一般カードの還元は、対象外の一覧に入っていない支払いすべてに付きます。車をあまり使わず、光熱費や通信費のほうが大きい人は、給油に特化したカードを持つ理由が薄くなります。ただし電子マネーへのチャージには上限があります。
ただし、以下の電子マネーチャージについては、ご利用金額の合算で月間30,000円までのご利用分が加算対象となります。
対象になる電子マネーは国際ブランドで違い、JCBの場合はチャージ分の還元率が0.75%です。チャージしてから給油する使い方では、率が変わることになります。
ポイントには期限がある
値引きは会計のときに引かれて終わりですが、リクルートポイントには期限があり、カードを使わなくなると失効します。
最後にリクルートポイントが加算された月の12か月後の月の月末まで。
期限までに新たな利用があれば延長されるので、使い続けているあいだは切れません。
セゾンの永久不滅ポイントは、名前のとおり期限がありません。
永久不滅ポイントはご利用合計金額1,000円につき1ポイント貯まり、有効期限が無期限なので、ポイントが消滅したりポイントの交換期限が迫る心配もありません!
そのかわり貯まる速さは1,000円で1ポイントで、リクルートカードの1.2%とは違います。期限の有無と還元の大きさは別に見ることになります。
どちらを選ぶかの決め方
どちらか一方が常に得ということはありません。公式サイトに書かれていることだけで比べると、判断材料はこうなります。
| 見るところ | 給油カードが向く | 一般カードが向く |
|---|---|---|
| 給油量 | 多い。値引きの上限に届く | 少ない。月による差が大きい |
| ガソリン価格の見通し | 下がると思う | 上がると思う |
| 給油以外の支払い | 少ない | 多い |
| 会費 | 払っても回収できる | 払いたくない |
| ポイント管理 | したくない | 気にならない |
給油量が読めているなら値引きの上限まで計算でき、読めていないなら会費0円のほうが安全です。
審査の話は値引きや還元とは別に決まります。クレジットカードの審査で調べる支払可能見込額(年収から生活費などを差し引いて、1年間にいくらまで払えると見込まれる額)で条文から整理しました。
この記事で確かめたこと
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